2013年6月15日、世界一周スタート。

世界を自分の足で歩いて、空気を吸って、自分の経験にしたい。
ダンサー、俳優、パフォーマー、表現をする人間としての自分の一部にしたい。
自分の中の世界地図を埋める旅。

タイ→ラオス→ベトナム→カンボジア→タイ(2回目)→マレーシア→シンガポール
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2014/02/16

南米で強盗に貴重品バッグを奪われました。

リアルタイムで、一昨日、南米アルゼンチンのブエノスアイレスで強盗に遭いました。
アフリカから南米に着いて、3日目のことでした。


晴れた日の昼3時、路上で4、5人の強盗に遭い、数発殴られて、ショルダーバッグ丸ごと盗られました。
中身は主なものはiPhone、カメラ、パスポート、財布(現金150ドルくらいと400ペソくらい、計2万円程度)、クレジットカード、などなど…。

ブエノスアイレスの有名な観光地であるボカ地区のカミニートに宿から徒歩で向かう途中でした。
宿から目的地までは、徒歩20分ほど。

ボカはサッカーのボカ・ジュニアーズでも有名で、街としては治安が悪いところもあるのですが、観光名所でありブエノスアイレスに来たらまず行くところです。
現地在住である宿の方に安全な道を聞き、同宿の女の子と二人でその通りに大通りを歩いていたのですが、まさかというその大通りで強盗被害にあってしまいました。

その道にはたまに暇そうな、ちょっと悪そうなやつが座り込んでいるのが何人かいて、
「ちょっと嫌な感じだね」と同行していた女の子とも話して、警戒していました。

警戒しながらしばらく歩いていると、10メートルくらい先の、広くない歩道の両脇に4,5人(ちょっとはっきり覚えていません)の悪ガキが座り込んでいるのが見えました。
その前を通るのは嫌だな…と思いながらも、少し前にも少し後ろにも他の現地人もいたし、大丈夫だろうと思って彼らの前を普通に通ろうとしたところ、男たちがすっと立ち上がり、体が触れる距離で止められ絡まれました。

斜めがけに前に回していたバッグをひったくろうとぐいぐい引っぱってきたのですが、斜めがけになっているので当然取れません。

視界の横に4、5人のうちの一人が僕の後ろを歩いていた同行の女の子の方に向かって行くのも見えました。

数秒「NO!NO!」と抵抗していたら、
3人に囲まれて顔や頭を何発か殴られたので、

あ、これはこれ以上抵抗するのはヤバイ、と瞬間的に思いました。


「わかった、わかったから!」と思わず日本語が出ていました。


そして抵抗をやめてバッグを自分から渡すように取られると、彼らは走って逃走していきました。

女の子に向かった一人は、彼女がひったくろうとした手を払い、少し高さのあった歩道から車道に飛び降りて逃げたら追って来なかったようです。

反対側の歩道からは、現地人のおじさんがずっと何か叫んでくれていたと彼女が言っていました(僕は覚えていません)。


あっと言う間の出来事でしたが、カメラとiPhoneとパスポートと財布と…全てが入ったバッグを走って持ち去られるのを見ながら、「マジかよ…」とつぶやいたのを覚えています。

顔を殴られて口を少し切ったのがわかった以外は、殴られていた痛みは感じなかったのも覚えてます。

あっという間の出来事すぎて、衝撃的すぎて、犯人たちの顔はほとんど思い出せません。


南米に対しては危険意識はあったし警戒もしていたのですが、白昼堂々、大通りでまわりに人がいたのにの被害だったので、正直運が無かったな、という感じです。
スリやひったくりを警戒してカバンを前に抱えていたのが、逆にカモが貴重品を抱えて歩いていると見えたのかもしれません。


その後、警察に行き被害を説明し、ポリスレポートをもらえたので、カメラやiPhone等は海外旅行保険でまかなうことができるかと思います。

警察官も若干一名のカタコトの英語以外は全員スペイン語しか話せず、かなり時間もかかり苦労しました…。

被害にあったのが昼3時。そのまますぐ警察にいき、レポートをもらえたのが5時。

帰りは警察のすすめでバスに乗って帰りました。


その後数時間後、警察から宿に連絡があり、9時頃タクシーで向かい、路上に捨てられていたパスポートとクレジットカードは手元に戻りました。
パスポート再発行するまでブエノスアイレス足止めを覚悟してたのでかなり救われました。

パスポートとクレジットカードは必要なかったということでしょうか。


とりあえず、これからアルゼンチン・南米に行かれる方、また他の国でも治安が良くないと言われる地域に行かれる方、十分に注意してください。
比較的安全と言われた大通りで昼間にまわりに他の現地人もいた状況でもやられました。
ボカのカミニートは観光客みんな行くところだし、僕の襲われた同日の前後にも同宿の旅人が一人で行って何事も無く帰ってきてます。
正直、強盗に関しては遭う時は遭うし、殺されなかっただけ良かったと思ってます。

子供っぽくて小さい金もってそうなアジア人だったから襲いやすかったのか、女は殴らないけど男だから殴りやすかったのか…。比較的ねらわれやすいタイプなのかもしれません。

殴られた顔は数時間経ってから少し痛みはじめ、今なお少し痛いですが、見た目に傷はありません。

取られたバッグ、カメラ、レンズ、iPhone、財布、細かいものだと三脚やイヤホン、ミニノートやペンなんかも。
カメラの写真データもパソコンにバックアップしてたから大丈夫。
南アフリカの最後あたりとブエノスアイレスの着いた日がバックアップまだしてなかったですが…。

帰国後に保険でカバーできるぶんはカバーします。


とりあえず、南米3日目にして気がさらに引き締まるとともに、かなり怖くなってもいます。

まだ街中はかなり怖いです。

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4 件のコメント:

  1. 大変だったのですね。
    パスポート、クレジットカード、そして命が無事で良かったですね。

    しかし、実際はなかなかそう思えないとは思いますが…

    心身ともにお大事にしてください。

    返信削除
  2. はじめまして。いつもブログとTwitter楽しませていただいてます。
    強盗被害にあった、という文字をみてとても驚きました。
    星さんの命が無事で、大きな怪我もなかったようで本当に良かったです。
    しかし白昼の大通りで、とは……起こるときは状況に関わらず起こるものなんですね
    事後処理まだまだあるかと思いますが今はとりあえず心を休ませて下さい。
    また星さんの笑顔いっぱいのアクロバットが見れるのを楽しみにしています。

    返信削除
  3. はじめてコメントさせていただきます。
    私も3日前からブエノスアイレスに滞在中で、明日にでもボカ地区に行ってみようかなと思っていた矢先に強盗の記事をみつけたのでびっくりしました!
    怪しい人がいたら近づかない‥私も気をつけたいと思います。
    ひとまず、無事でなにより&おつかれさまでした。

    返信削除
  4. 初めまして!
    コロンビア・メデジン在住のかおりと申します。
    今回は大変でしたね。。。

    南米に来て早々、
    怖い思いをされてしまい、
    南米自体が嫌になってしまわれないか心配です。。。

    でも他の方もコメントされているように、
    一番大切な命がご無事で何よりです。

    まだ遠いですが、
    もしコロンビアで何か困ったことがあれば、
    お気軽にご連絡下さい。
    付き添いや通訳ぐらいならお手伝いできると思います。

    南米は確かに危険な地域もありますが、
    豊かな自然と温かい人々、
    そしてユニークな文化に恵まれた魅力的な大陸です。
    どうか思い切り楽しんで下さい。
    これから先の旅のご無事を願っています。

    返信削除